フリーランス・飲食店・美容室・ネイルサロンなど個人経営のお店、その他個人事業等の税務管理なら
個人事業主のための税金サポート
運営:税理士事務所century-partners
〒150-0022東京都渋谷区恵比寿南2-21-2 サウスヒル301 ※駐車場有
渋谷区の恵比寿にある税理士事務所です。
お気軽にお電話ください。
個人の方で、確定申告を期限までにできなかった場合は、遅れてでも期限後申告することが大切です。当税理士事務所はそういった無申告の案件にも強いので、お気軽にご連絡くださいませ。
飲食店の方や同人活動、芸能活動などを行っている方の中にはクラウドファンディングでお金をあつめて事業を行うという方もいるのではないでしょうか。
その場合の確定申告について紹介いたします。当事務所ではクラウドファンディングでお金を集めた方の確定申告も承っております。
クラウドファンディングでお金を集めてはみたものの、税金上の処理をどのように行えばよいのか困っている方も多いのではないでしょうか。
クラウドファンディングのサイト運営者の方に聞いても「税金のことは税理士または税務署へ相談してください。」と言われてしまうかと思います。
クラウドファンディングの税金について書かれた本などを読むと分かるかと思うのですが、税金の処理がいくつかにございます。ご自身がどれに当てはまるのかを調べることから始まりますが、その判定は簡単ではありません。
税務署に聞いてもはっきりとした回答を得るのは難しいかもしれません。まだまだ整理されていない部分があるため、判断が難しいこともあるのですね。そんな中でもできる限り合理的な処理方法を選択していく必要がございます。
税金の観点から考えるとクラウドファンディングには3つのタイプがございます。
ひとつめは「購入型」、ふたつめは「寄付型」、三つめは「投資型」という表現を使ったりします。
飲食店の方や音楽活動、映画製作、同人活動などをなさっている方は購入型に該当する場合が多いですので、このページでは「購入型」タイプの方の説明をいたします。「購入型」は「報酬型」とよぶ場合もあるようです。いわゆる先行発売タイプです。
これは例えば音楽や映画、作品などが完成したら作品を配りますというもので、先に購入しておく(事前購入)といえるかもしれません。作品ができる前に先に購入するという点では映画の前売券と似ていますね。
また飲食店などのお店を持ちたい場合などにも使っている方がいます。開店したら、お店の割引クーポン付きの会員証をあげますとか、フルコースのお食事券をあげますなど、開店した後のサービスの提供方法はさまざまです。
受注生産できることや、新たなニーズをつかめることなどから人気なようです。
なお寄付型はNPO団体や非営利団体、自治体などにおおいように思います。いわゆる主旨に賛同していただきご寄付をいただくタイプです。投資型は匿名組合契約などを結んで行うものでスケールがおおきいものといえるかもしれません。
購入型の場合の確定申告のポイントは、入金時に売上にするべきかどうかという点です。というのも税金の計算上、対価が回数券(チケット)などの場合にはその対価を受領した時に売上計上することになっています。(税務署へ事前に届出をしている場合には回数券が使用されたタイミングで計上することもできます。)
売上のタイミングを間違えると税額に与える影響は大きいですので、
入金した時に売上とするべきものなのか、作品が完成して引き渡した段階で売上とするべきものなののかは事前に税務署へ確認した方がよいかもしれません。
※消費税については税金の計算上、先行発売、前売りの意味ですので、通常の売上と同じ課税区分で処理することになります。
クラウドファンディングのお金を集めるとそのクラウドファンディングの業者へ集めたお金の20%程度を手数料として支払うことになるかと思います。この手数料は経費となります(勘定科目「支払手数料」で会計してしまってください)。
別途振り込むこともありますし、差し引かれた金額が入金されることもあるかと思います。
なお、経費の金額は利用するサイトによって異なりますので、可能な限りは手数料が低いサイトで募集をかけた方が良いでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
当事務所は東京のJR恵比寿駅の近くにあるのですが、このあたりではクラウドファンディングのお金を集めるという方が増えてきたように思います。
クラウドファンディングは手数料が引かれて入金されることがおおいので感覚が鈍りがちなのですが、手数料が20%程度差し引かれることが多いので、意外と手元に入ってくるお金は少なかったりもします。
作品などが完成する前やイベントなどが行われる前にチケットを販売するという点では前売券と似ているのですが、ネット上で広く募集できる点が手売りで前売券を販売することとの違いといえるかもしれません。そのクラウドファンディングのサイト自体にどのくらいアクセスがあるのか、そしてその募集の際の「タイトル」もその募集が成功する上での重要なポイントかと思います。
一度成功すると何度も行う方が多いのもクラウドファンディングの特徴かと思います。新しい顧客を見つけるために行っている方は、毎回違うサイトでチャレンジするかたもいるようです。
当事務所でもクラウドファンディングでお金を集めた方の確定申告も承っておりますので、是非ご依頼いただければと思います。