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個人の方で、確定申告を期限までにできなかった場合は、遅れてでも期限後申告することが大切です。当税理士事務所はそういった無申告の案件にも強いので、お気軽にご連絡くださいませ。
このページでは借入のメリットをご紹介いたします。
ビジネスの内容にもよりますが、店舗をもつような事業の場合にはお店を始める際には創業融資などの借入することがあります。
借入というと「借金」ですので嫌がる経営者の方もおおいのですが、悪い事ばかりではありません。
税理士の立場から考えた借入のメリットをご紹介いたします。
借入をすることの最大のメリットは、借入時に向こう5年分の事業計画を立てる点だと思います。借りたお金は将来の利益(※税金を払った後の利益)から返済していくことになります。言い換えれば将来の利益の前借りともいえます。つまり毎月の売上が最低限○○万円以上ないとお店がやっていけないという計画を最初に立てることができるわけです。
お店を借りるときに融資を受ける場合などは特に役にたつかと思います。この家賃の場所で契約するなら、人員を○人配置して、最低月○○万円の売上がないとやっていけないということが、明確になってきます。
なお、場所を決める際には撤退費用も見積もってください。撤退したいのに撤退費用がないから撤退できないという最悪の状態を防ぐことができるかと思います。
いい物件に出会うことはなかなか難しいようで、いい場所が見つかったらすぐに契約したいという気持ちになるかとは思いますが、店舗の賃貸借契約書は焦らない方がよいと思います。
スタート時に借入することで、資金繰りが安定します。
事業を行う上で資金繰りのストレスがなくなるということは、非常に楽になれると思います。
お店を始めたときは飛ぶようにお金が出ていきます。ほとんどの場合、最初の1年半はなかなか安定しません。2年たつ頃から利益や資金繰りがプラスになってくると成功しているといえる状態かと思います。
もしも起業時にお金に余裕があったとしても、融資を受けておくことで、いざというときに投資する資金があり、チャンスを逃さないで済むこともあるかもしれません。また、万一の突発的な支出にも耐えられるようになりますので、借入は積極的に検討してよいかと思います。
借入は人さまからお借りしたお金ですので、何が何でも返さなければなりません。全額自己資金でやっていると休みたいなと思ってついつい休んでしまうこともあるかもしれませんが、「借金返済」というプレッシャーがあると、毎日一人でも多くお客様を獲得しようと頑張れるかと思います。
女性や若い起業家の方は、低い利率で借りることができる融資もありますので、調べてみるとよいと思います。
借金を嫌う方もいますが、どんぶり勘定でやっている方に比べて、借入時にしっかりと事業計画を立てるので経営が安定しているように思います。
当事務所では顧問契約を頂いているお客様に向けて融資のサポートを行っておりますので、よろしければお声がけください。
このページでは借入を受けるメリットについてご紹介いたしました。
スタート時というのはある程度の自己資金があれば比較的よい条件で借りやすい状況といえると思います。いわゆる市区町村などが行っている制度融資や日本政策金融公庫が行っている新創業融資など、かなり条件のよい融資もございます。
本格的に資金繰りが行き詰ってからでは貸してもらえませんし、事業計画の段階で借入の返済が難しそうということでしたら、事業計画を見直すということもできます。
やみくもにスタートするよりも事業計画を立てることをおすすめします。借入をする最大のメリットは「事業計画を立てる」点だと思います。
なお、個人事業で融資を受けると、すぐに会社をつくる(法人成り)という訳にはいきませんので、法人化をご検討している場合には、会社をつくった後で融資を受けるというかたちになってくるかと思います。
「やってみなければ分からない」というのが本音だと思いますが、なんとなく始めて大成功という方はなかなかいらっしゃいませんので、ビジネスをスタートする際にはいつお金を借りるのか、いつ会社を作るのか、ずっと個人事業でやっていくのかなど将来の計画についてしっかりと計画を立てていただきたいと思います。